奇術師の罠

「願い」…それは、人々が「こうありたい」と考える気持ちが具現化したもの…
だが世の中には「叶う願い」と「叶わない願い」が存在し、
全ての願いが叶えられることは有り得ない…そう思われていた…
それ故に人々は「叶わない願い」を無理して叶えようとはせずに、
「叶う願い」のみを叶えることに尽力していた…
 
だが、もし「全ての願い」が叶うとしたら…？
 
突然出現した１人の奇術師…彼はある特殊な能力を持っていた…
それは「魔法」と呼ばれるものの存在を扱う能力…
そして彼は「願いを叶えること」を生業としていた…
 
彼ならば、どんな願いでも叶えることができる…
それがたとえ「人々の運命」に関わる願いだったとしても…