「不思議の国のアリス」と「とても優しい兄」が大好きだった少女：芳賀卯月
幼い頃はアリスになることを夢見ていた卯月だったが、成長するにつれて
それが無理であることを悟り、やがてその夢を忘れていった…

そんな時、卯月の兄：羽鳥が、突然行方不明になってしまった…
大好きだった兄が突然失踪したことで、卯月は戸惑いを隠せずにいた…

羽鳥の失踪から数年後、卯月は高校３年生になっていた
今でも羽鳥が失踪した理由はつかめないままだったが、
卯月はいつかきっと羽鳥が見つかると信じて待ち続けていた…

ある日、大学受験を控えた卯月の脳裏にとある青年の声が響く…
聞き覚えのあるその声は、間違いなく兄である羽鳥のものだった
その直後、卯月の脳裏には女性の声が響き、謎の扉が眼前に出現する…
もしかしたら兄の手がかりを得ることが出来るかもしれない…
そう考えた卯月は、迷うことなく扉を潜ったのだが…

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